日本工業大学では従来から一貫して産学交流を進めてきましたが、大学の持つ優れた研究開発能力と高い感性に基づくものづくり技術能力をより一層、日本の技術社会に具体的に役立てる目的で、1998(平成10)年に創設した産学リエゾンセンターを発展的に改組し、2006(平成18)年より産学連携起業教育センターとして、より積極的に活動しています。企業の技術開発への多彩なニーズに応えるため、あらゆる専門分野の技術相談の受け入れ、幅広い産業交流ネットワークの育成などの事業を実施しています。
本センターではコーディネータが在籍しており、企業からのさまざまな技術相談の窓口業務を行っています。企業からの相談内容は、公的資金の受け入れや、本学教員との共同研究(企業と大学が共通の研究課題について両者で実施する研究)や受託研究(企業からの依頼を受けて大学が実施する研究)に発展するものから、単に製品の測定や分析の依頼、さらにはイベント協力の依頼といったものまで、その内容は多岐に及んでいます。
本センターではこれらの相談内容に応じ、適切な研究室や各センターを紹介し、本学のシーズと社会・企業のニーズのマッチングを行っています。
また、「起業とビジネスプラン」の授業運営協力や、寄付講座となる「創業の基礎」を開講し、これらの成果発表の場として「ビジネスプランコンテスト」を開催するなど、本学学生の起業教育の支援活動も行っています。
本センターの特色は、【産学連携】と【起業教育】という、一見ターゲットや目的の異なる2つのプロジェクトに包括的に取り組むことで、これらを連携させて相乗効果を生み出す点にあります。
2022年ビジネスプランコンテストについては、こちらをご覧ください。